帰郷した娘が、小鹿田焼の器がほしと言うので、妻を誘って三人で出掛けた。小鹿田の人は、お客さんが来ても気にせず平常心である。突然のにわか雨にも慌てず、昼食の蕎麦屋の窓越しに見える洗濯物を三人で心配したが家人は平常心である。帰り着くと、家の洗濯物は、濡れていた。