Project Description
竹色竹聲
期間:2012/10/11~20
場所:東京都中央区京橋3-7-10 アートスペース繭
アートスペース繭 梅田さんからのご紹介文掲載
大分は竹の豊富な産地で昔から優れた竹職人、竹作家が生まれている。八州洋さんもまた、長い修業期間を経て、伝統を今に生かす仕事をコツコツと続けている。出来上がったばかりの新しい盆ざるの清々しさ、使い込んで味わいを増し、手放しがたくなった籠、年の始めには目にも鮮やかな青竹の箸 、竹はいろいろな表情で日本人の美意識に真直ぐに響いてくる。
使い続けて手の一部になったような短い刀一本で、竹を割り、細かく裂き、一本一本丁寧に面取りをし・・・と見惚れるような流麗な作業に、何十年使ってもゆるみのこない八州洋さんの仕事の原点を見る思いがした。
灯りや竹籠の数々に加えて、長女・佳乃さんの若い感覚の布仕事、皮仕事ともコラボした久しぶりの個展です。お出かけください。